Home > 改修事例一覧 > 継承の平屋

改修事例

大阪府茨木市|戸建住宅|なづな工房作品

継承の平屋

祖父母が愛した住宅を改修して住む

1970年の大阪万博のために千里丘陵が開発された頃、
施主の祖父がこの宅地を購入し住宅を建設しました。
施主には、夏休みの思い出などとともに、祖父母の記憶がこの家と共にあります。
祖母も亡くなり5年ほど空き家だったこの家を受け継ぐことは、ある意味必然であり、
だからこそ壊して2階建に建て直すというような選択肢も受け入れられなかったのでしょう。

ただ当時の計画のお手本のように、玄関からすぐの南側に応接間がありさらに仏間が続くといった、ゲスト優先の間取りを一新し、家族のために開放することは第一課題であり、そのためには、一度屋根と柱だけにしてしまう大掛かりな工事が必要でした。

古い基準の構造体であることに加え、いくつかの部屋をつなげて広いスペースを確保するため壁の量が少なくなることから、現在の基準に合わせるべく構造計画を見直し、補強しました。

日当りのいい南側を占めていた応接間と二間続きの仏間の壁を取り除き畳の間、リビング・ダイニング、さらに書斎主寝室が連動して繋がりを持つよう配置しました。ダイニング上部は、深い屋根ふところを利用し小屋丸太をあらわしにした吹抜けを作ることができました。

改修前の応接間と仏間

外観の印象を変えずに、内部を一新する。

内部の間取りは大きく変更しましたが外観のイメージはほとんど変えていません。駐車場がなかったため、どこかに配置する必要がありました。既設の玄関に接続させると工事も大掛かりになり印象が変わってしまうため、勝手口側に新しく玄関と駐車場を設けました。そして元の玄関をそのまま残したのです。

After/Before

■用  途
■構造規模
■家族構成
■用途地域
■敷地面積
■延床面積
専用住宅
木造在来工法 平屋建て
夫婦 子供2人
第1種低層住居専用地域
762.25㎡ 230.57坪
139.66㎡  42.24坪

新しい玄関は、敷地の延長感を活かしたデザインでまとめ、石庭をしつらえました。この新しいエントランスのお陰で日常動線の流れがうまくまとまりました。

改修事例一覧へ戻る