民家日記 半径3メートル以内

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ときわ台の平屋
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2015/07/28

ときわ台の平屋 竣工引渡し

ときわ台の平屋が完成した。

お問合せをいただいたのが、2013年5月。
そうか・・、2年前だったのだ。

「やっと、解ってくれる人たちに出会えた」
と言ってくれたのが印象的だった。

数件見て回り、購入を前提に検討を始めた物件は
古い規格の掘り込みガレージの天井高さが低く
いろいろと考えた末く断念。
それからしばらく物件が見つからず
1年後の2月に、この物件に出会うことになる。

駐車場がなかったので
減築してスペースを作ったりと手間はかかったものの
結果として、ベストな物件と出会えた。
不動産探しはつくづくご縁なものだと思う。

駐車場はなかったが
庭は樹木に庭石、灯篭に水鉢と材料の宝庫だった。

プレカットの普及によって使われなくなった丸太も
天井を取って吹抜けにしたら姿を現した。

床板は国産の杉材で、3センチの厚みは足に心地よい。

民家計画オリジナルのオープンキッチンは長さ3メートルの迫力だ。

それぞれがいい味を醸し出してくれている。


実はこれで完成ではない。
引越しが片付き、手持ち家具が置かれ
施主の趣向の生活品が並べられたら完成となる。

だから竣工写真はを撮るのはそれからだ。
今から待ち遠しい。

                       勘兵衛


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2015/06/15

ときわ台の平屋 10 

前にも述べたが
この計画では駐車場が無かったので
建物を減築して確保している。

この建物が建てられた時代、約50年前は
駐車場の確保よりも庭の優先順位が高かったようだ。
我が国の乗用車の保有台数が1966年は229万台
2014年には6000万台というから
そりゃ、そうだ。

この住宅街が開発された1967年頃の
きっとプロトタイプのようなプランだったんだろう。

平屋建ての建物床面積からしても庭スペースの割合は大きい。
そのお陰で樹木は立派な梅の木を中心にそのまま使うことができたし
庭石も沢山あったので、再構成することで見せ場を作ることができた。

そして今回
現在同時進行中の「尼寺の古民家」とのトレード、
ときわ台の踏み石を尼寺で使い
尼寺の大正時代に焼かれた古い瓦をときわ台で使うことになった。

なんて贅沢な話だろう。


という訳で、瓦で遊ぶ。

どんな庭になるか、乞うご期待!

                               勘兵衛

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2015/06/06

ときわ台の平屋 9

工事は大詰め。
仕上げ段階に差し掛かっている。

施主のガンバリもすばらしく
「左官壁にしたい」という強い思いが
カタチになりつつある。
手際の良さとコテさばきは
もう 「ちょっとした壁なら任せて!」
という自信を醸し出している。



そして庭の工事も始まった。
修繕工房55宮裏氏の協力を得て
まず、今ある樹木をどうして新しい木をどうするのか
イメージを共有していく。

植木の産地に出向き、求めている枝ぶりの木を探す。
答えはひとつではないから
ご縁や出会いの中で、少しづつカタチを変えながら
具体的になってくる。

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今ある樹木は出来る限り活かしていく。
剪定するだけでもまったく雰囲気が変わってしまうから面白い。
そして整えられた木々の元で
既存の石を再構成してあらたに見せ場を作っていく。
ここからが和泉屋勘兵衛、腕の見せ所である。

                             勘兵衛
2015/05/10

ときわ台の平屋 8 

フェイスブックでも施工担当豊原氏が報告しているが
施主施工が始まった。

内部のほとんどの壁部の左官だから
これは仕事量が半端ではない。
手順のレクチャーを受け作業にかかり
その手間と仕事量を推し量っても
壁に向かう施主は、それでも折れないしブレない。
そんな情熱に頭が下がる。


我々民家計画も出来る限りお手伝いする。


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メインの開口部がシートで覆われているため
様子を確認しづらいのだか
庭の木々は、そのむこうで満開の春を主張している。
今年は気の毒だが、一年我慢してほしい。
来年はキレイに整えて、みんなに見てもらおう。

さあそろそろ
庭園計画もスタートさせる時期が近づいてきた。

                             勘兵衛



2015/04/30

ときわ台の平屋 7

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内装工事が急ピッチに進んでいる。


この大きなカウンターはキッチンである。
長さは3メートルで奥行きは1メートルある。
この小住宅の内部において、凄まじい存在感だ。

こうなるとまたいろいろとアイデアが浮かんでくるもので
しばらくこのボードを前に、施主と思案検討が始まる。
現場の面白いところである。


20年程?前までは
小屋組みに丸太が必ず使われていた。
製材された木材は繊維が切断される。
本来木が持つ粘り強さは、成長したままの状態にあり
小屋にはそのままの丸太材が架けられた。

構造計算とプレカットの普及が、減少の背景にあるのだろう。

この平屋にも何本も丸太が使われている。
水平の天井を取り払い吹抜けにすると
こうやって上部でいい味を出してくれる。

                                  勘兵衛


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2015/04/24

ときわ台の平屋 6

晴れた。

このところ雨が続いたので、作業がどうしても遅れてしまう。
それでも考えることが盛り沢山なので
猶予が出来てちょうどいいぐらいの進行かもしれない。

限られたキャパシティで、いかに合理的な収納ができるか。
素材や色、それにセキュリティー。
状況が整ってきたからこそ見えてくる課題。
状況が整ってきたからこそ迷ってしまう。

こうして定例会議はあっという間に時間が過ぎるのだった。
出来上がってしまうと、この頃のシーンがなつかしく思い出されたりもするものだ。



屋根材は、塗り替えの時期を迎えている。
しかしこの今の感じがとてもいい雰囲気で
キレイになるより魅力的だ。

ずっとという訳にはいかないが
もう少しだけこのままでいこう、ということになっている。

                              勘兵衛

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2015/04/17

ときわ台の平屋 5  床材搬入しました。 北摂 平屋 リノベーション 現場情報更新。

朝の雨は上がり、久々の晴天。そして暑い。
ときわ台は駅の周辺は山。ここは自然の真ん中です。
鳥の声と川の音が心地よい。

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↓ 「ときわ台の平屋」のすぐ横の水路。落差があるので水の音が響く。

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工事は、暗渠の補強工事の他、内部はいよいよ床材の施工を待ってた。
そして、今日は床材搬入なので私は助っ人に来たのです。

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↑床材の下は構造用合板。その下は断熱材。

久々に荷揚げをしたら、以前に比べて全くできない。現役からもう数年も遠ざかっていたかと言い訳する。
まあ、現役時代もあまり出来ていませんでしたが。。
納品した床は徳島県産の相生杉。長さ4m幅220mm厚み30mmの床材最高クラスの大きさ。
杉材で幅220以上を無垢材で出しているのは殆ど無いのです。
理由は反ったり狂うから。
ただ、今回納品のそれは乾燥の手間と長年の経験からクリア出来ているのです。
・・・床材の話はそこまでにして。

部屋に入った床材の梱包を外し、一枚一枚選別を行いました。
表情によって貼る場所を考えるためです。
とはいっても4mの材を室内で取り回すのは大変。ざっくりと選別してあとは大工さんにお任せします。

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床が施工されれば、ぐっと家らしさが増します。
(※ただし、養生するのでお披露目はかなり最後になってしまうのが残念ですけど)

ライター フジムラ


2015/04/15

ときわ台の平屋 4

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駐車場を予定している面の道路には暗渠があり

その蓋が舗道になっている。

問題はその蓋の厚みで

道路からの高さが20センチ程あるので

通常の段差プレートではカバーできないことと

自動車通行の邪魔になり置けないことから

道路際の段差が低い暗渠蓋に造りかえる工事に挑んでいる。


チョットしたことなのだが

大掛かりな工事になってしまうから大変だ。


これ程の車社会になるだろう予見が甘かったせいだろう。

開発当時はこれも受け入れられたんだな。

今じゃ、考えられない。



降ったり、晴れたり、不安定な一日。

現場では民家計画の懸垂幕がデビューした。

畳1帖大なのだが、現場に設置すると小さく見える。


                            勘兵衛


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2015/04/08

ときわ台の平屋 3

中古住宅の場合
「駐車場が1台分」というのはざらである。
民家計画が気に入る平屋住宅では
「駐車場がない」ケースも結構ある。

たとえば
駅が近く、月極駐車場が近所にあればそれも許容される場合がある。
「花之屋敷-2013」などはそれにあたる。

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ときわ台の平屋 は
そういえば、駅は近く、家の前が月極駐車場なのだが
街自体が、住宅街とはいえ山間部であることと
(花之屋敷は能勢口まで徒歩10分)
アウトドア志向の施主の希望でもあり
またこの物件にめぐり会う前の物件では
気に入っていたのにもかかわらず
既存ガレージの天井高が低く
車との余裕が10センチ程度しかなかったため
断念したという経緯もあり
駐車場は絶対必須条件であった。

そんなこだわりが
むしろ条件のいいこの平屋との出会いにつながるのだけれど
駐車場だけがない。

ということで、今回のケースでは
減築して駐車場を確保するという計画になっている。


現場では
ちょうど駐車場部分の工事に差しかかっている。
どんな風になるかは乞うご期待。


                         勘兵衛

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2015/02/24

ときわ台の平屋 2

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解体工事がひと段落ついた。

今日は、スケルトンになった状態を見て

設計と施工それぞれの視点で、構造関係を中心に

今後の課題・進め方を確認。


余計な天井や壁が取り払われて

空間は今がMAXだ。

Beforeがいかに圧迫感をもって納まっていたかがよくわかる。

出来上がってもこの開放感は大きくは変わらないだろう。

そのぐらいの劇的な変化がなければ

リノベーションはおもしろくない。


さて、既存のタイル

はがした後のテクスチャが仕上げとして面白くならないかと、思案中。


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勘兵衛






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